
私が子供の頃、初めてテープレコーダーを買ってもらって、自分の声を聞いて面白がったり、何でも録音したりする事が楽しくて仕方ありませんでした。今の子供たちは、なんでもが普通で驚いたり、感動したりがないような気が気がします。
カセットデンスケとかがSONYから販売されて、野鳥の鳴き声の収集マニアがいたり、SLの録音マニアがいたりしていました。
今ではiphoneで録音、撮影、ビデオまで撮れて、それが普通で現代の若者はそれが普通なんですね。
でも、私の時代はなんでもが、珍しく感動した時代に育ったので、物を大事にします。(よく分解して壊してオヤジに怒られましたが)
さて、この画像の双眼鏡は世界で一番多く生産されて、世界の双眼鏡のお手本にされたモデルですが、さすがに古くきれいなものはごく一部現存しているだけです。
国内のオークションではカビの生えた、ガタガタのような物しかなくて、やはりこれは本国からの輸入が一番だと思い海外のオークションで見つけました。
国内のオークションの用に商品が確実に届く保証はなく,一番最小はsekaimonで保証を付けて購入しましたが、2.5万が3.7万近くになりました。その後はebayでshopからの出品でこれ以上のはないと、思われる物が出たら落札しました。無論世界中の人が見ているので値段は高くなります。
気がついたら3台に増えていました。
1960-63年の製造なので50年以上経っているのに、プリズムケースのシボ皮(本物の革です、nikonはびにーる)も、なんの痛みもなく革のにおいが残っています。無論傷、擦れ等もなくデッドストック状態の品物でした。
3台とも使わずコレクション状態になっています。
nikonもこれ以上の物はないと思われる物はコレクションにして普段は外観を気にしないで使える物を使用しています。
子供の頃の双眼鏡を覗いた時の遠くの景色があたかも近くで見えるのが不思議でよく覗いていたのを思い出します。
このDELTRINTEMを覗くと、今の最高級の双眼鏡の多重コーティングして明るすぎる双眼鏡を覗くより、私は自然に見えるこのDELTRINTEMがすきですね。ダハタイプの持った感じより、この双眼鏡のフィット感は最高でマニアは一台は持っておきたい逸品ですね